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企業のエンゲージメントとは、繋がりを見える化するマーケティング手法

ブランディング

昨今のビジネスシーンではエンゲージメント重要性が高まり、エンゲージマーケティングと呼ばれています。どのような場面でどのように計測されるのか見ていきましょう。

シーン1 SNSのエンゲージメント

SNSでのエンゲージメントはよく耳にするのではないでしょうか。Instagram、Twitter、Facebook、Youtubeなど世界中で人気を博しているSNSではエンゲージメントが重視されています。アカウントのエンゲージメント率を上げることでより多くのフォロワーを増やすことができるからです。どのようにしてエンゲージメント率は計算されるのでしょうか。

Instagramのエンゲージメント率の計算式は下記になります。 Instagramのエンゲージメント率=エンゲージメント(いいね!、コメント、投稿の保存)/X Xにはフォロワー数、インプレッション数、リーチ数などが入ります。

Facebookのエンゲージメント率の計算式は下記になります。 Facebookのエンゲージメント率=エンゲージメント(いいね!、コメント、シェア、クリックをした人数)/投稿のリーチ数(投稿を見た人の数)

Twitterのエンゲージメント率の計算式は下記になります。 Twitterのエンゲージメント率=エンゲージメント(クリック、リツイート、返信、フォロー、いいね)の数/インプレッション(ユーザーがツイートを見た回数)の合計数

常に新鮮な投稿を企画し、フォロワーやファンの方とのコミュニケーションを密にとることでエンゲージメント率を高めることができます。時にはアンケートなどで投稿の方向個性をフォロワーやファンの方に聞いてみるのも良いでしょう。

シーン2 従業員のエンゲージメント

従業員とのエンゲージメントを高めることも企業にとって重要性が上がっています。
エンゲージメントを高めることにより帰属意識、愛着、信頼が高まり離職率は大幅に改善されるでしょう。少子化による採用難の時代、従業員とのエンゲージメントはさらに重要性を増しています。会社が単にお金を稼ぐ場所ではなく、やりがいや生きがいを感じてもらえる環境こそがエンゲージメントの高い企業といえるでしょう。ホワイト企業、働き方改革、テレワーク、ダイバーシティなど職場環境、通勤環境、待遇、昇進などを見つめなおす動きも最近は盛んです。従業員のエンゲージメントが高い企業は自発性や課題解決を考えるやる気などが高まり業績にも大きな影響を与えるでしょう。

シーン3 顧客エンゲージメント

顧客エンゲージメントはあらゆるチャネルを通じて企業と顧客との間に作り上げていきます。顧客エンゲージメントは愛着や信頼であるといえるでしょう。先にSNSエンゲージメントや従業員エンゲージメントを紹介しましたが、顧客エンゲージメントを高めるためにはこのどちらも重要な要素となってきます。SNSでのエンゲージメントはBtoC企業にとっては欠かせません。ファンと繋がれる大切な場所です。BtoB企業ではMA(マーケティングオートメーション)でのエンゲージメントが重要になります。一種のメールマガジンですが顧客の興味関心を把握するためのシステムです。

従業員エンゲージメントは顧客との直接接点で大きな効果を発揮します。顧客に一番近い場所にいるのは従業員です。エンゲージメントが低い従業員が接客や営業をすると顧客に質の低い体験をさせてしまうことになるでしょう。

上記3つのエンゲージメントは企業にとって欠かせない3要素です。ぜひ積極的に取り組まれることをお勧めします。

ライタープロフィール

神澤 肇(カンザワ ハジメ)
リボンハーツクリエイティブ株式会社 代表取締役社長

創業40年以上の制作会社リボンハーツクリエイティブ(RHC)代表。
企業にコンテンツマーケティングを提供し始めて約15年。
数十社の大手企業オウンドメディアの企画・制作・運用を担当。
WEBを使用した企業ブランディングのプロフェッショナル。
映像業界出身で、WEB、紙媒体とクロスメディアでの施策を得意とする。
趣味はカメラとテニス、美術館巡り、JAZZ好き。

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