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SDGsがテーマのメディアで共通価値を創造『Mirai Port』

SDGs

新型コロナウイルスの感染拡大により、全世界で220万人以上(2021年1月末現在)もの死者が出るなど世界各国で大問題となっています。しかし、当然ですがそれ以外にも、エイズ、結核、マラリアの3大感染症をはじめとした様々な病気が存在し、毎年数千万人の方が亡くなっていることも忘れてはいけません。
SDGsには、「ゴール3:全ての人に健康と福祉を」という目標があり、未だに治療法が見つかっていない病気も多く、それらの解決も大きな社会課題となっています。

その課題解決に取り組んでいる企業に、協和キリンという製薬メーカーがあります。同社は抗体技術を核にした最先端バイオテクノロジーを強みとしており、「腎」「がん」「免疫・アレルギー」「中枢神経」の4つのカテゴリーメインに研究開発を行い、新薬を提供しつづけているグローバル企業です。
協和キリンでは、SDGsの17の目標のうち、経営理念と一致する目標3「すべての人に健康と福祉を」はもちろん、それを含めた15の目標について具体的な取り組みを進めており、それらを含めたESGに対する取り組みが評価され、GPIFが採用する4つのESG指数をはじめとした国内外のSRIインデックスに組み入れられています。
国内約4300社の中からサステナビリティ(ESG・SDGs・CSR)活動に積極的な企業を表彰する「SUSTAINA ESG AWARDS 2020」(サステナ株式会社)においても、協和キリンはシルバークラスを受賞しています。 このように、SDGsに関連する銘柄として、今投資家に注目されている企業となっています。

そして協和キリンが幅広い世代にSDGs企業として認知されている一因として、同社が2019年6月より運営を開始したWEBマガジン『Mirai Port』もあげられます。 この『Mirai Port』は、「健康で豊かな世界をつくる、みんなのSDGsサロン」と銘打ったオウンドメディアで、協和キリンのSDGsへの取り組みだけでなく、国内外のSDGsに関するニュースを読み物として楽しめるWebコンテンツとして紹介しています。 『Mirai Port』は、直接的な販売には結び付かないメディアではありますが、それ故に社内外のステークホルダーに協和キリンのSDGsに関する活動を純粋な形で知ってもらうことができ、共通価値と信頼感を醸成するツールとして大きな役割を果たしているといえるでしょう。また、今まで同社の認知度低かったミレニアル世代に、彼らが興味を持っているSDGsの情報を伝えることで、協和キリンの存在と魅力を知ってもらうきっかけとしても活用されています。

自社のSDGsへの取り組みを公式サイトに掲載することは大切ですが、それだけで終わらせず、積極的に社内外に発信していく姿勢がこれからの企業には求められているのです。

ライタープロフィール

神澤 肇(カンザワ ハジメ)
リボンハーツクリエイティブ株式会社 代表取締役社長

創業40年以上の制作会社リボンハーツクリエイティブ(RHC)代表。
企業にコンテンツマーケティングを提供し始めて約15年。
数十社の大手企業オウンドメディアの企画・制作・運用を担当。
WEBを使用した企業ブランディングのプロフェッショナル。
映像業界出身で、WEB、紙媒体とクロスメディアでの施策を得意とする。
趣味はカメラとテニス、美術館巡り、JAZZ好き。

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