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SDGsの全目標達成に貢献する村『UN17 Village』

SDGs

現在、世界の各国が2030年までにSDGsの目標を達成するためにさまざまな取り組みを行っています。
国連が設立したSDSN(持続可能な開発ソリューションネットワーク)の調査によるSDGs達成度世界ランキングで2位に入っているデンマークでは、世界で最も持続可能な建築プロジェクトが進行しています。

デンマークのコペンハーゲンに誕生する予定の「UN17 Village」は、SDGsの17のゴール全てを具体的な行動に変換して目標達成に貢献する、世界初の建築プロジェクトです。
プロジェクトチームはこの「UN17 Village」の開発にあたり、6つのマテリアリティ「健康、社会的コミュニティ、水、生物多様性、建築材料、エネルギー供給」を設定しました。

コペンハーゲンの新都市地区Orestadの約35000平方メートルの敷地に400の新規住宅を建築し、5つのブロックに約800人が暮らせる村を作り出す予定で、建材はすべて建設廃棄物をリサイクル処理したものが使用されます。
各屋上に太陽光発電を設置することですべての電力を賄い、雨水を年間150万リットル集めて再利用するなど、100%再生可能エネルギーを使用する予定です。
廃棄物はすべて資源として再利用されるためゴミが存在せず、あらゆる人が住めるダイバーシティに富んだ村になるとのことです。

すべてが循環して成立するという、地球環境と人類にとって理想郷のような「UN17 Village」。
2023年完成予定とのことなので、今後も注目していきたいプロジェクトです。

ライタープロフィール

神澤 肇(カンザワ ハジメ)
リボンハーツクリエイティブ株式会社 代表取締役社長

創業40年以上の制作会社リボンハーツクリエイティブ(RHC)代表。
企業にコンテンツマーケティングを提供し始めて約15年。
数十社の大手企業オウンドメディアの企画・制作・運用を担当。
WEBを使用した企業ブランディングのプロフェッショナル。
映像業界出身で、WEB、紙媒体とクロスメディアでの施策を得意とする。
趣味はカメラとテニス、美術館巡り、JAZZ好き。

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