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プラスチックごみを仮想通貨に交換?!「Plastic Bank」

SDGs

現在、世界で海洋プラスチックごみの問題が注目されていますが、カナダのプラスチックバンク社が提供しているサービスがその問題を解決する方法として話題となっています。

プラスチックバンク社が行っているのは、使用済みのプラスチックごみを仮想通貨で買い取って回収し、リサイクルすることで作成したソーシャルプラスチックをメーカーなどに販売するという試みです。
ソーシャルプラスチックを導入している企業は積極的に環境対策に協力している企業として認知されるというメリットがあります。

また、プラスチックごみを集めてプラスチックバンクに売ることでお金を入手することができますので、ゴミを減らせるとともに貧困層の救済にも役立つ仕組みになっています。支払いに使われる仮想通貨にはブロックチェーンが活用されているのでデータを改ざんされる心配もなく、その仮想通貨は指定の店で水や食料などと交換することができるようになっています。
このプラスチックバンクの試みは、SDGsのゴール14「海の豊かさを守ろう」はもちろん、他の多くの目標達成にも寄与するものです。

日本においても、2018年に「第四次循環型社会形成推進基本計画」の閣議決定、2019年には環境省が「海洋プラスチックごみ対策アクションプラン」を策定するなど、プラスチックごみ対策を推進しています。
未来の地球のために、私たちも自分の身の回りのプラスチックごみを減らす配慮を忘れないようにしたいものです。

ライタープロフィール

神澤 肇(カンザワ ハジメ)
リボンハーツクリエイティブ株式会社 代表取締役社長

創業40年以上の制作会社リボンハーツクリエイティブ(RHC)代表。
企業にコンテンツマーケティングを提供し始めて約15年。
数十社の大手企業オウンドメディアの企画・制作・運用を担当。
WEBを使用した企業ブランディングのプロフェッショナル。
映像業界出身で、WEB、紙媒体とクロスメディアでの施策を得意とする。
趣味はカメラとテニス、美術館巡り、JAZZ好き。

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