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オンラインビジネス:顧客を引き寄せる集客方法

ブランディング

かつてお店を選ぶ時の基準となっていたのは、近くにあることや友人や家族からの口コミでした。立地条件の良い店舗は集客にも優れていました。

しかし、今はそうではありません。
現在はeコマースが活況を呈しており、ボタンをクリックするだけで世界中のどこからでも買い物ができます。
そのうえ、見込み客へのアプローチ方法が数えきれないほど存在するため、何が顧客をオンラインストアに呼び寄せているのかわからなくなっています。
しかし、これらのことを分析して得られるヒントは、eコマースビジネスの推進力となり、訪問者が「購入」をクリックするように導いてくれるでしょう。

1. 第一印象

オンラインビジネスを実践している場合、WEBサイトは仮想店舗の入り口として機能します。
一方、現実世界での店舗を運営している場合は、魅力的な「売り物」に時間とお金をかけ、顧客を惹きつけます。そして、そのためには看板や景観が魅力的な店である必要があります。
これがオンライン上の店ならば入口へのアクセスが簡単である必要があります。

特にあなたがeコマースを起業しようとしているなら、このような「魅力的な売り物」の原則は、あなたのWEBサイトにとって非常に大切なものとなります。
あなたがビジネスを目的に開設したWEBサイトは、オンラインを介した顧客に対する最初のアプローチとなります。
オンラインストアのデザイン、レイアウト、視覚的な魅力などは、売り上げを伸ばすための重要な部分です。
あなたのサイトを訪ねた見込み客が魅力を感じなければ、彼らは商品を購入することなくサイトから立ち去ってしまいます。

魅力的なサイトのデザインテンプレートを提供している業者もありますが、WEBデザイナーを雇ってデザインをカスタマイズすることもできます。
カスタムデザインは通常と異なる機能や非常に具体的なサイトの設計が必要な場合に適しています。

2. ソーシャルメディアのチャネルを最適化する

ソーシャルメディアはWEBサイトを無償でプロモーションする最も有効な方法の一つです。
ソーシャルメディアを地用することで視聴者との関わりや共有が実現し、コミュニケーションする機会も得られます。

それでは、顧客をどのようにしてソーシャルメディアのチャンネルへと誘導したらよいのでしょうか?
ここでいくつかの簡単な方法をご紹介します。

■頻繁に投稿する。FacebookやInstagramに投稿することは顧客を引き付けるための効果的な方法です。
■特定のブランドを取り上げたチャネルをクローズアップする。
■フォロワーとの交流を図る。
■写真、ビデオ、インフォグラフィックなどの視覚的要素で訪問者の関心をひく。

ソーシャルメディアをインタラクティブで面白く、魅力的なものにするだけで、画期的なPRとマーケティング戦略が構築できます。

3. 最新の状態を常に保つ

ショッピングをしようと考えている顧客は、最新のトレンドが発生するとフォローしたくなるものです。
顧客をeコマースサイトのリピーターにするには、WEBサイトとソーシャルチャネルを頻繁に更新する必要があります。
古い情報を見つけた顧客は、あなたのサイトを訪問しょうとは思わないでしょう。

常日頃からコンテンツを最新の状態に保ちつつ、定期的な更新で新鮮な情報や商品を提供し、顧客に再び買い物をする理由が生まれるようにします。
ソーシャルメディアには「新着情報」のインセンティブや先行告知などを投稿し、顧客が買い物をするように仕向けます。

これは言い換えれば優れたWEBサイトやソーシャルチャネルを構築しただけでは不十分だということです。
すべてが最新の情報で興味深いものになった時、それははじめて顧客がリピートする理由になるのです。

4. ブログを書く

ブログはソーシャルメディアチャネルを維持したり、WEBサイトを更新したりするよりも多くの作業を要するように思えるかもしれませんが、顧客とつながるための非常に便利なツールになってくれることがあります。

優れたブログはWEBサイトやeコマースサイトが市場の「権威者」であることを顧客に印象付けます。
キャンプ用品店を経営している場合なら、キャンプのヒントや備品のレビュー、地元のキャンプ旅行などをブログに投稿するのです。
また、ブティックを経営しているなら、最新のファッショントレンドや、どのようにすればインフルエンサーになれるかということを投稿してください。

ソーシャルメディアのルールはブログにも適用されます。
頻繁に更新してコメントにも返信し、コンバージョンを最大化させるために視覚要素を共有します。また、相互プロモーションを最大化するには、ソーシャルメディアチャネルにブログへのリンクを設置します。
常に顧客ベースであることを覚えておいてください。
険しいキャンパーであれ、ミレニアル世代のファッショニスタであれ、ブログの内容はターゲットに合致している必要があります。

5. 視覚化

WEBサイトやeコマースサイトを運営する上での課題は、集客の実現や購買意欲を刺激する製品やサービスの情報を発信することです。
実店舗ではお客様がセーターを購入したいと思った時、そのセーターを試着して生地の柔らかさを感じ、着常時のドレープ感などを見ることができます。
しかし、オンラインストアでは同じ商品を販売する際に創造的な方法で顧客の注目を集める必要があります。

そのためにやるべきことはビデオマーケティングです。
映像は製品がどのように見えるかを顧客に示せるため、説得力のあるツールとなってくれます。セーターを着ているモデルや製品の布地、動き回るドレープを視聴者にアピールできるビデオが作れます。
これは、静止画で埋め尽くされた現在のWEB環境で目立つための画期的な方法でもありす。

また、動画の作成にハリウッド並みの予算は必要ありませんので、コスト面での心配は無用です。
YouTubeなどに代表されるサードパーティのビデオサービスを活用すると、プロ級の品質を持った動画が簡単に作れて共有することができます。

6.セールしよう!

WEBサイトやeコマースサイトで顧客を引き付けるにはイベントも必要です。
競争を勝ち抜くには一歩先を行かなければなりません!イベントを主催して「e」に飛び込みましょう。
商取引の一部である顧客と密接に関わり、ビジュアルで魅了してWEB集客を成功させるのです。

ライタープロフィール

神澤 肇(カンザワ ハジメ)
リボンハーツクリエイティブ株式会社 代表取締役社長

創業40年以上の制作会社リボンハーツクリエイティブ(RHC)代表。
企業にコンテンツマーケティングを提供し始めて約15年。
数十社の大手企業オウンドメディアの企画・制作・運用を担当。
WEBを使用した企業ブランディングのプロフェッショナル。
映像業界出身で、WEB、紙媒体とクロスメディアでの施策を得意とする。
趣味はカメラとテニス、美術館巡り、JAZZ好き。

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