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遊休施設を再利用して活性化させたアールプロジェクト

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地方にある自治体が持っていて利用が低迷している遊休施設を購入、もしくは賃貸形式で、学生の部活やサークル活動の合宿で利用する宿泊施設として再利用しているのがアールプロジェクトだ。

具体的には企業や行政の保養所などを、ニーズに合わせて改装し、近隣の総合運動場、音楽ホール、体育館、公民館などを活用することで、スポーツ合宿や文化系の合宿、新入社員などの研修などの用途としてリユースしている。

合宿所で提供しているのは、宿泊と食事で、それに加えて運動場や会議スペースがあれば、その貸し出しも行っている。シーズン期は、シーズンが始まる前に予約でほぼ埋まるほどの人気だ。

魅力は、立地や充実した設備の割には低価格で顧客志向のサービス

利用者は子供から大学生で社会人も増えてきているという。

この施設の魅力は、立地や充実した設備の割には低価格で顧客志向のサービスだ。公共機関が運営する施設は、お酒が飲めなかったり、夜間の外出時間に制限があるなど、利用者には使いづらい面もあったが、アールプロジェクトの施設は、それらの制限をなくしている。そして、千葉県の元臨海学校施設を例に取ると、都心から車で1時間ほどの立地にフットサルコート3面を新たに設け、5人から14人が宿泊できる客室が全19部屋用意されている。

価格は大人1人が5000円〜6000円(通常シーズン時)と安価で、宿泊数は以前と比較すると約9倍の数まで伸ばしている。 アールプロジェクトが成功を掴めたのは、ずっと行われてきたにもかかわらず、学生を中心とした合宿のマーケットに焦点を当て、正面から取り組んだためだった。

しかも、人が見捨てたものに違う焦点を当てて、新たな活用法を見出すことは、維持費だけを垂れ流している施設のための税金の無駄遣いを減らすことにもつながる。

社会からの要望に応え、利益を生み出すという考えがしっかりと実現されたアールプロジェクト事業は、CSVの良いお手本のひとつだ。
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