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ターゲットマーケットとオーディエンスを認識しフォーカスする

コンテンツマーケティング

ブランドが提供する価値は、ターゲットマーケットに十分基づいたものでなければならない。つまり先立つのは、ターゲットマーケットに対する認識と明確な定義付けである。立ち上げて以来、ターゲットマーケットを明確にしてこなかったビジネスにとって、改めてターゲティングすることはあまり行われていない。

ターゲティングのプロセスで重要になるのが、オーディエンスにブランドが誰に対してメッセージを発信しているのかを認識させることだ。ブランドにとってそのような行為は、マーケットを狭めることにもつながるが、ブランドメッセージを強化し競争力を高めるメリットがある。

ブランディングにターゲットマーケットが重要な理由

ブランドのミッションにかかわらず、ブランドの目標を達成するためにターゲットオーディエンスを認識し、サポートすることが必要になる。そして、ターゲットオーディエンスやマーケットを深く理解することで、達成すべきブランドのマーケティングゴールが見えてくるはずだ。

ターゲティングをするには、マーケティング分析から始めるとよい。マーケット分析を詳しく実践することで、ターゲットを効果的に理解するために必要な情報が集められる。ターゲットオーディエンスを知ることで、どのようなメッセージを発信すべきかが分かり、オーディエンスと自信を持ってつながることができる。ターゲットオーディエンスに向けた正しいメッセージの作成能力はブランドのパワーとなり、見込み顧客を実際の顧客にコンバートする説得力を持つ。

以上述べてきたことが、ターゲティングがブランド全体の効果を高める理由である。マーケットとオーディエンスを理解することの重要性が理解できたら、次はマーケット分析の方法をみていこう。

インフォーマルなマーケット分析

これから紹介する質問に答えることで、マーケティング分析に必要なデータを集められる。

・ターゲットオーディエンスは誰?
・ターゲットオーディエンスのロケーションは?
・オーディエンスのブランドに対するイメージは?
・ブランドに対してどのようなイメージを持ってほしいか?
・製品やブランドのアピールポイントは?
・同じオーディエンスをターゲットとするライバルは?

  インターネットなどを活用したオーディエンスへのアンケートで、これらの質問に対するリサーチをしてみよう。
また、ターゲットマーケットに関するニュースのフォローも重要な作業になる。
オーディエンスの興味、デモグラフィクス、トレンドに基づいたマーケティングにより、効果の高いブランディングを目指してほしい。

ライタープロフィール

神澤 肇(カンザワ ハジメ)
リボンハーツクリエイティブ株式会社 代表取締役社長

創業40年以上の制作会社リボンハーツクリエイティブ(RHC)代表。
企業にコンテンツマーケティングを提供し始めて約15年。
数十社の大手企業オウンドメディアの企画・制作・運用を担当。
WEBを使用した企業ブランディングのプロフェッショナル。
映像業界出身で、WEB、紙媒体とクロスメディアでの施策を得意とする。
趣味はカメラとテニス、美術館巡り、JAZZ好き。

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