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Instagramの新機能をブランドが活かす方法

コンテンツマーケティング

Instagramは新しいフィードアルゴリズムと同時に、最長1分までのビデオのアップロードを可能にすると発表した。
元の15秒秒から、一気に4倍に延びたのだ。
InstagramはVineやSnapchatと同様、短いタイムフレームでブランドのストーリーを表現する。
1分間に延びることで、コンテンツがよりフレキシブルになり、マーケッターや一般ユーザー、コンテンツクリエイターにとってメリットがあるように感じる。Instagramのビデオのトータル視聴時間は6カ月で40%伸びている。

この新機能を活用することで、成長著しいInstagramでマーケティングの効果を高める方法はないだろうか?

Instagramのビデオコンテンツに、コールトゥアクションを加える

フィードアルゴリズムの変更で重要性が増すのが、コールトゥアクション(CAT)による高いレベルのエンゲージメントだ。
以前のビデオの長さであれば、CATを省く判断を正当化できたが、1分間に延びることでCATだけでなく、クリエイティビティを発揮できる十分な時間を確保できるようになった。
コンテンツクリエイターはこれまでのビデオ作成時間に加え、フィードの上位に表示させるためのCAT設定に十分な時間が必要になる。

ビデオの延長時間を有効利用する

Reel SEOは既に、ビデオエンゲージメントを高める主要なメトリクスを分析している。

データによると、FacebookとYouTubeビデオではビューワーのエンゲージメントのピークが、30〜60秒の間にあった。
Instagramは60秒にビデオ時間を延長することで、エンゲージメントが期待できる時間帯を取り入れられ、1分以上のフォームのビデオは、FacebookやYouTubeにアップロードできる。
Instagramはエンゲージメントの理想的な長さになるため、今後の時間とコストを投資する十分な価値があるように思える。ビデオ時間の短さからVineやSnapchatを避けてきた広告主にとって、TVスポットと同じようなInstagramは、新しくユニークなサービスプロバイダーになるはずだ。

例えばBen&JerrysはInstagramの延長時間を有効に使い、ビジュアル性をさらに高めることに成功した。
Tubularによると、アイスクリームメーカーのBen&Jerrys は、Instagramビデオのアップロードで平均33%の高いエンゲージメント率を誇る。
延長時間で、ファンやフォロワーの食欲を呼び起こすことに成功したようだ。

ライタープロフィール

神澤 肇(カンザワ ハジメ)
リボンハーツクリエイティブ株式会社 代表取締役社長

創業40年以上の制作会社リボンハーツクリエイティブ(RHC)代表。
企業にコンテンツマーケティングを提供し始めて約15年。
数十社の大手企業オウンドメディアの企画・制作・運用を担当。
WEBを使用した企業ブランディングのプロフェッショナル。
映像業界出身で、WEB、紙媒体とクロスメディアでの施策を得意とする。
趣味はカメラとテニス、美術館巡り、JAZZ好き。

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