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ビデオコンテンツを再利用して新たなチャンスをつかもう

コンテンツマーケティング

マーケッターであれば、企業のテキストコンテンツの再利用やアップデートをした経験があるはずだ。
だがビデオコンテンツになると、思ったほどエンゲージにつながらなかったとき、再利用することなくコンテンツに原因があると判断してはいないだろうか。
実はビデオコンテンツの再利用は、さほど難しくはない。

プランニングと周到なアプローチにより、ひとつのビデオストーリーから複数の再利用コンテンツを誕生させることも可能なのだ。

ビデオの文字起こしをする

「TED Talk」という人気チャンネルを観たことはあるだろうか?
ビデオ自体が高いエンゲージを呼ぶ優れたコンテンツだが、ポストするビデオについてすべて文字起こしをするという正しい戦術をとっている。文字起こしで生成されたテキストは、ビデオの下側にインタラクティブフォーマットとして表示され、さらに、ブログポストのベースとしてオリジナルコンテンツを再利用している。

ビデオ音声の書き起こしには、さまざまなメリットがある。クローズドキャプションはGoogleのインデックスの対象となるため、ユーザーにとってより検索しやすくなる。今のところGoogleはビジュアルコンテンツを読むことはできない。ビデオに付随するメタデータのみ、インデックスの対象になる。

ビデオの書き起こしを、迅速・格安で提供するサービスは多く存在する。また、DragonやCamtasiaのようなスピーチ認識ソフトウェアもある。Speechpadは、1分間のオーディオを約1ドルで書き起こしてくれる。

他にもビデオは再利用可能なベストなコンテンツで、クリエイティブに仕上げるさまざまな方法がある。
だが最も簡単なのが、オリジナルビデオをそのまま書き起こしてからテーマに沿ってショートクリップに分割し、ブログなど複数のソーシャルプラットフォームへのアップロードする方法だ。
そこからいくつかの新たなコンテンツが生まれ、SEOのランキング、ターゲットオーディエンスの発掘、発信手段の多様化など、あなたのビジネスにポジティブな影響を与えるはずだ。

ライタープロフィール

神澤 肇(カンザワ ハジメ)
リボンハーツクリエイティブ株式会社 代表取締役社長

創業40年以上の制作会社リボンハーツクリエイティブ(RHC)代表。
企業にコンテンツマーケティングを提供し始めて約15年。
数十社の大手企業オウンドメディアの企画・制作・運用を担当。
WEBを使用した企業ブランディングのプロフェッショナル。
映像業界出身で、WEB、紙媒体とクロスメディアでの施策を得意とする。
趣味はカメラとテニス、美術館巡り、JAZZ好き。