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SEO+ソーシャルの効果を最大限に高める方法:1+1=?

コンテンツマーケティング

ビジネスの世界では、さまざまなグループが複雑に絡み合っている。しかも昨今のビジネス環境は変化し続けており、関連性の複雑度は増している。ビジネスにおける多くの問題の原因はそこにあり、ライバルを含むグループの関連性をブレークダウンすることは、ビジネスを効率的に進めるために不可欠な作業になる。

もうひとつの大きな問題が、コンシューマーが広告ブロックの機能を有することだ。
マーケッターは成功のために、人々との会話に真摯に対応し、オーディエンスのニーズを満たすために何が必要なのか見極めなければならない。
マーケティングに関する情報が豊かになると共に、これらの問題に対処するためにどのようなプロセスを踏むべきかが分かりにくくなってきている。

そこで解決法として、SEOとソーシャルメディアを上手に活用するステップを、順を追って説明したい。

ステップ1:データに基づきオーディエンスのニーズをつかむ

オーディエンスは何を求めているのだろうか?
Googleだけが検索エンジンではない。
Facebook、Open Graph、YouTube、 Amazon、Twitter、Instagramなど、検索ツールは豊富にある。
オーディエンスがどのツールを使い、何を検索しているのかのデータは、オーディエンスをリードするリソースとして活用できる。
しかも、ソーシャルメディアは直接オーディエンスとつながることができる重要なツールになると同時に、次ような重要な発見をできる場にもなる。

・あなたの製品やビジネスについて、人々はどのような話をしているのか?
・あなたのライバルに対する人々のイメージは?
・あなたのカスタマーサービスに対する人々の意見は?
・エンゲージにつながるコンテンツは何か?

ステップ2:コンテンツ戦略を立てる

コンテンツ戦略立案にあたり、次の項目がポイントとなる。

・成功のビックピクチャーを描く
・正しいメトリクスをトラックする
・各ステージの目標を測定し、必要であれば軌道修正する
・ターゲットオーディエンスが集まる、正しいチャンネルを選択する
・ブランドのニーズを捉えたチーム編成にする

ステップ3:関連性とコンテキストをコンテンツに活用する

コンテンツには、メジャーなイベントを扱うヒーローコンテンツ、自身の観点に基づき定期的に発信するハブコンテンツ、コアターゲットに絞ったハイジーンコンテンツの3つのタイプがある。ビジネスとターゲットオーディエンスに応じ、適切な関連性とコンテキストを発揮するコンテンツを作成しよう。

ステップ4:オーディエンスと会話する

オーディエンスとの会話はデリケートな対応が必要になるため、優秀なライターを含めた専任チームを作ることが理想だ。データを元にオーディエンスのニーズを把握し、ソーシャルメディアで機会が訪れたときは迅速に対応したい。

ステップ5:テスト、測定、リピート

ステップ1から4を繰り返し実践する。成果を測定し、効果の高いものは繰り返すことで実績を高めよう。新たな試みも積極的に取り入れ、SEOとソーシャルメディアの相乗効果を高めたい。1+1=2だけで満足してはいけないのだ。

ライタープロフィール

神澤 肇(カンザワ ハジメ)
リボンハーツクリエイティブ株式会社 代表取締役社長

創業40年以上の制作会社リボンハーツクリエイティブ(RHC)代表。
企業にコンテンツマーケティングを提供し始めて約15年。
数十社の大手企業オウンドメディアの企画・制作・運用を担当。
WEBを使用した企業ブランディングのプロフェッショナル。
映像業界出身で、WEB、紙媒体とクロスメディアでの施策を得意とする。
趣味はカメラとテニス、美術館巡り、JAZZ好き。

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