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紙媒体が復活する7つの理由

コンテンツマーケティング

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iPadなどタブレット機器の発達により、オンラインのコンテンツが主流となりつつある。しかし紙の役割は本当に終わったのだろうか。

最近のメディアカンパニーが、いかに紙媒体を無視すべきか説明する。

紙媒体の生産と流通コストは恐ろしく高い。購読者を獲得するためのマーケティングコストも馬鹿にならない。

その通りである。今でも紙媒体に頼った経営をしているメディアカンパニーは、頭に入れておくべきだ。

しかし企業のマーケッターにとって、この状況はチャンスでもあるのだ。その理由を以下に説明する。

1.紙媒体で注目を集める

以前に比べ、マガジンやニュースレターを郵便で受け取る機会がほとんどないことに気付いているだろうか?私の場合、このような郵便物に興味を引かれる。数が少ないだけに、個々の郵便物に注意を向ける割合が増える訳だ。ここにチャンスが隠れている。プリントマガジンを発行するパブリッシャーは今やほとんどいない。コンテンツマーケッターはこのチャンスを逃すべきではない。

2.顧客維持にフォーカスする

Junta42の調査によると、コンテンツマーケティングを行う上で最も重要な目的は、顧客を維持し続けることである。そもそもプリント版のカスタムマガジンやニュースレターは、顧客が特定のブランドを長く愛用してくれることを目的に作られている。

3.読者を獲得するためのコストを下げる

パブリッシャーはマガジンの読者を獲得するために、莫大な時間と費用をかけている。ダイレクトメールの郵便代や電話代、パブリッシャーが各購読者に費やす経費は、年間数ドルに及ぶ。

各読者に2ドルかけるとして年間10万人の読者を維持しようとすると、年間20万ドルの出費となる。

マーケッターにとって、そのような出費を必要としないのが強みだ。マガジンを送付する場合は、顧客のメーリングリストを利用すれば良い。

4.古いものが新鮮味を与える

現在ソーシャルメディアやコンテンツマーケティング、iPadのアプリケーションは、マーケティングに不可欠な要素となっている。しかしマーケッターやメディアの利用者が、それらのツールに完全に満足している訳ではない。彼らは何か特別な物を求めている。何か新しい物を。そしてマーケティングの新たな要素として、紙媒体をミックスするという話を聞く。紙媒体が新しいものとして捉えられているのだ。

5.顧客の知的欲求は高い

インターネットは、どんな質問にも答えてくれるのが最大の利点である。しかし、我々が持つべき質問はどこで得られるのだろう?知り合いのパブリッシャーの言葉である:

答えを求めるために利用するのがウェブで、新たな疑問を与えてくれるのが紙媒体である。

自由に思考し新たな難題に挑戦するためには、紙媒体は現在でも最高のメディアなのだ。

6.人々は紙媒体を必要としている

最近話したジャーナリストによると、オンラインでのインタビュー記事の掲載が難しくなっているそうだ。人々はオンラインより、印刷物を好む傾向にある。何故か?それは今でも多くの人が、印刷物の方がウェブ版より信頼性が高いと考えているからだ。紙の時代が戻りつつあるように感じる。

7.デジタルから紙へ

好んでデジタルメディアから距離を置く人々が増えているという現実がある。実は私もそうなのだ。印刷物に触れるために、携帯電話やeメールの使用を減らしつつある。数年前には考えられなかった現象だ。

忙しい会社役員ほどこの傾向にあるのかもしれない。彼らが望んでいるのは、紙によるコミュニケーションなのかもしれない。

オンラインのコンテンツマーケティングが主流になりつつあることは否定しない。ソーシャルメディアなど多くのオンラインツールは、マーケティングに不可欠な存在である。しかしマーケティングツールとしての紙の役割を忘れてはいけない。

ライタープロフィール

神澤 肇(カンザワ ハジメ)
リボンハーツクリエイティブ株式会社 代表取締役社長

創業40年以上の制作会社リボンハーツクリエイティブ(RHC)代表。
企業にコンテンツマーケティングを提供し始めて約15年。
数十社の大手企業オウンドメディアの企画・制作・運用を担当。
WEBを使用した企業ブランディングのプロフェッショナル。
映像業界出身で、WEB、紙媒体とクロスメディアでの施策を得意とする。
趣味はカメラとテニス、美術館巡り、JAZZ好き。

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