カテゴリー

SEOとデジタルマーケティングのためのアジャイルプロジェクトマネージメント

コンテンツマーケティング

SEOとデジタルマーケティングは複雑さを増し、デジタル環境は常に変化している。
新しいプラットフォームやライバルの出現、マーケティングの世界が進化する中、マネージメントや変化への対応がいつもうまくいくわけではない。製造からソフトウェア開発など、学ぶべきことは多く、新しいプロジェクトマネージメント戦略は、産業革新に大きく影響される。
そのような変化の激しい時代に、マーケティングがどのようにアプローチすべきかの話を聞くことは少ない。理想的なマーケティングアプローチのコアは、無駄をできるだけ省き、改善を繰り返す強い思いになるだろう。それは、スピード感を持った改善やコスト削減することで結果を出すアジャイルアプローチと共通する。
アジャイルアプローチのひとつに、クライアントのプロジェクトを管理し、インターナルプロセスを改善するプロジェクトマネージメント戦略「Scrum」がある。

Scrum:改善を継続する

Scrumとはそもそも、小さなチームで複雑なソフトウェアシステムを開発する際のプロジェクトマネージメントの軽量アプローチになる。
だがソフトウェア開発以外にも、家の改修プロジェクトやマーケティングのマネージングキャンペーンにも活用できる。Scrumチームは通常、短期間のプロジェクトの間だけ数人で共同作業を行う。スプリンツと呼ばれるメンバーは、レビューとフィードバックから無駄な時間を省きながら改善を繰り返し、チームでゴールを目指す。

Scrumの役割

Scrumチームは、役割が明確に3つに分けられる。
それがプロダクトオーナー、Scrumマスター、チームメンバーだ。
プロダクトオーナーが、プロジェクト全体のビジョンとゴールを把握する。そして、最も重要な仕事にフォーカスすることでプロジェクトをコントロールする。マーケティングプロジェクトにおいては、プロダクトオーナーはプロジェクトオーナーと呼ばれる。Scrumマスターは仕事をできるだけ早く進行する任務を負う。そして、チームメンバーがスムーズに仕事をできるように障壁を取り除かなければならない。チームのパフォーマンスを高めるのが役目だ。プロジェクトオーナーとScrumマスターによりプロジェクトの大まかなプロセスは決まるが、実際の仕事を進行するのがチームメンバーになる。

当然Scrumチームは、それぞれの分野のスキルを有しているのが条件だ。
デジタルマーケティングの場合、SEO、PPC、ソーシャル、コンテンツなどのスキルになる。チームの目的はあくまで期限内の目標の達成で、個々のプレーよりチームワークが優先される。
少人数のため環境の変化に応じた素早い対応が可能となり、変化の激しい時代にマッチした働き方になると注目されている。

ライタープロフィール

神澤 肇(カンザワ ハジメ)
リボンハーツクリエイティブ株式会社 代表取締役社長

創業40年以上の制作会社リボンハーツクリエイティブ(RHC)代表。
企業にコンテンツマーケティングを提供し始めて約15年。
数十社の大手企業オウンドメディアの企画・制作・運用を担当。
WEBを使用した企業ブランディングのプロフェッショナル。
映像業界出身で、WEB、紙媒体とクロスメディアでの施策を得意とする。
趣味はカメラとテニス、美術館巡り、JAZZ好き。