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データから読み解くウェブサイトの効果的な最適化

ブランディング

ウェブサイトに不可欠なコンテンツやブログ記事であるが、日々蓄積されるコンテンツをどのように処理すべきだろう?
放置し続けると簡単に圧倒的な量で潰れてしまう。
コンテンツを最新の状態にし、フォーカスすべきページはどれか、トラッキングするページをどのように扱うべきかをはっきりさせる必要がある。
あなたのウェブで注目に値するページはどこか、それらのページをどのように活用すべきかを、Googleアナリティクスのデータから紐解きたい。そこから既にハイパフォーマンスのページの効果を高め、さらに期待を下回るページを最適化することでトラフィックの増加につながたい。

主要レポートのレビュー

まず、Googleアナリティクスから次の主要な3つのレポートにアクセスし、サイトページの理解を深める必要がある。

・トラフィック:サイトページの訪問者数

・オーガニックサーチボリューム:サーチエンジンからサイトを訪問した数。有料検索は含まない

・コンバージョン:サイトページのコンテンツを訪問した後、サイト主の希望する行動を起こした人数。コンテンツの購読、イベントの登録、コンテンツのダウンロードなど

これらのデータを入手すれば、データのバリエーションの分析から、新たなチャンスをつかむことができる。

トラフィック、コンバージョン、サーチボリュームいずれも高い場合

例えばいずれのデータも高い数値を示す場合、このページは非常に価値が高いといえる。多くの人が訪問し、Eメールニュースレターなどの行動につながる可能性が高い。このような理想的なページの改善ポイントは少ないが、次のような点を指摘できる。

・定期的にページをレビューし、新鮮で関連度が高く正確で、コンバージョン率が落ちていないかを確認する

・それらのページから、他のページへのリンクを増やすことでソーシャルメディアなどへのシェアを拡散する

・ページのカテゴリーと同じブログを書くなど、コンテンツを増やす

データのバリエーションにはさまざまなケースが考えられ、それに応じた適切な対応が必要になる。
このようにウェブサイトのすべてのページを見直すより、チャンスがより多い特定のページに絞って最適化することで効率的な作業が可能になる。

今回紹介したケースを参考に、効果的なウェブサイトページの最適化の方法を見つけてほしい。

ライタープロフィール

神澤 肇(カンザワ ハジメ)
リボンハーツクリエイティブ株式会社 代表取締役社長

創業40年以上の制作会社リボンハーツクリエイティブ(RHC)代表。
企業にコンテンツマーケティングを提供し始めて約15年。
数十社の大手企業オウンドメディアの企画・制作・運用を担当。
WEBを使用した企業ブランディングのプロフェッショナル。
映像業界出身で、WEB、紙媒体とクロスメディアでの施策を得意とする。
趣味はカメラとテニス、美術館巡り、JAZZ好き。

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