IoTから恩恵を受けるリーディングインダストリー

IoT

農業から小売業まで、IoT(モノのインターネット)がさまざまな産業に携わる企業のビジネスを変えている。

Gartnerのレポートによると、2016年末までにIoTを活用する世界の企業は43%に到達したという。2015のIDCの調査では、企業の58%がIoTをビジネス戦略に取り入れたいと回答している。
それ以外の24%は、IoTはまだ導入を検討するまでの過渡期にあるとしている。

ビジネスモデルの変化と共に、IoTはさまざまな産業でプロセスのオートメーション化をもたらし、生産性を高めている。その中でも、IoTを日々のオペレーションに先んじて取り込んでいるインダストリーがある。

IDCレポートに基づきIoTのリーディングインダストリーを紹介したい。

製造業

製造業ほど、IoTからインパクトを受けるセクターはない。耐久財から電気製品、車に至るまで、すべてのエリアでIoTデバイスに莫大な投資が行われており、既に恩恵を受けられるレベルにある。

TATAコンサルタントの調査によれば、2014年にIoTソリューションを活用している製造業者は、前年より28.5%の利益を向上させている。

製造業へIoTを導入するコンセプトは、製造オペレーションにおける生産性と効率性を高める目的でIoTを活用するスマートマニュファクチャリングにある。
IoTデバイスは通常、これまで使われてきた機械のセンサーと、新しい装置のIoTセンサーが利用され、マシーンやシステムのパフォーマンスを評価するデータを収集する。多くのIoTソリューションはまだベーシックステージにあるが、今後はARツールや自動ロボットなど高度なテクノロジーの導入が期待される。

交通

交通には、サプライチェーンのロジスティクスや公共交通機関の改善に至るまで、さまざまなビジネスにおけるIoTソリューションが活用されている。ひとつの事例が、温度をモニタリングするセンサーを搭載する海上輸送機だ。特に、食品など安全性が求められる貨物が適切に運ばれているのかを確認できる。

他にもメンテナンスのスケジュール管理やトレーニング、燃料消費の最適化などの目的にIoTセンサーが活用される。インテリジェントトランスポーテーションシステムの導入により、すべての輸送機の動きをモニタリングし、渋滞予測などが可能になる。交通セクターのIoT利用はほぼ荷物のモニタリングに使われ、2016年には559億ドルの投資が行われている。

今後も製造と交通分野がIoTの導入をけん引し、インダストリー全体の生産性改善に活かされるだろう。
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