ビジネス戦略としてのCSVのメリット

CSV

CSV(共有価値の創造)とは何か?モナコ国際大学の経済戦略教授Ingo Bobel博士とのインタビューから、紐解いてみた。

コロラドテクニカル大学が開講した、スターバックスコーヒーのディレクターAmy Powell氏によるレクチャーは、インダストリアル組織のリサーチで強いインパクトを有する作家で学者のBobel氏が引き継いだ。
Bobel氏は2012年、The Economistに250人の対象者から、その年のベストなビジネス教授46位に選ばれた。そんなBobel氏がCSVについて語り、ビジネスに大きなインパクトを与えている。では、どのようなインタビューになったのかをみていこう。

CSVとは?

CSVとは、社会とビジネス間にある高く有害な壁を乗り越えることを目的としたアイデアだ。
ビジネスはシェアホルダーのためだけでなく、社会のために価値を創造する必要がある。CSVは社会問題を戦略とオペレーションのコアに据えることで、長期的なビジネスの成功を約束する。
究極的には、人とビジネスの関係を再構築するコンセプトで、マネージメントの考え方を一変させる、大きな転換ポイントとなる。

なぜビジネスと社会は切り離されるのか?

ビジネスの大部分は、会社の価値と繁栄を創造するようにデザインされている。会社は利益と成長を最優先にするが、そのため非常に狭い価値創造モデルに囚われていまいがちだ。結果、社会的ニーズは満たされないまま残り、ビジネスと社会にとって長期的な価値と成功につながる成長とイノベーションは、完全に消えてしまう。

しかし、状況を改善しようと試みる企業も現れている。その中心的コンセプトはCSR(企業の社会的責任)だが、企業の評価を高めるためのコンプライアンスや規則、慈善活動を重視し過ぎるとの指摘もある。そこには共有価値を創造し、経済と社会を改善しようという純粋な願望は強くない。

新しいビジネスモデルとしてのCSV

大きな社会的問題に対する認識は高まっている。
そしてグローバル金融危機が、多くの組織に何かネガティブなことを引き起こしている可能性について考えるきっかけを与えた。企業は社会や環境に負荷を与えない形で繁栄する方法を考え始めている。

そんな中、CSVは正しい方向に向かうポジティブなステップとなる。組織は社会におけるビジネスの役割について考え直すときだ。そして、ビジネスのネガティブなイメージをポジティブなものに変える転換点に私たちはいる。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

あなたのおすすめ記事

CSVのおすすめ記事