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ビデオの効果を最大限高めるためにできること

コンテンツマーケティング

ブランドの成功には、ビデオの活用が不可欠な時代になった。
オーディエンスのエンゲージに成功し、成長するブランドを目撃したビジネスオーナーは、同じような恩恵を受けたいと感じるはずだ。
だが一方で、目的を達成するためにの明確な戦略を作ることなく、同じフィールドに立とうとするブランドも多い。一貫した戦略を開発する代わりに、ラッキーなヒットを期待してビデオを発信しているようだ。
それでも、ビデオによるPRがないよりましだが、ビデオの効果を最大限引き出すためには、周到な戦略が必要なのだ。

ビデオ戦略のゴールを理解する

すべてのビデオが、同じ目的で作られているわけではない。
そのため、自分自身にビデオから何を得たいのかを問いかけることが大切になる。
フォロワーを増やし、ソーシャルアカウントを成長させたいのか?または、ソーシャルメディアからブランドのウェブサイトにトラフィックを導きたいのか?もしくは、ウェブサイトのオーディエンスをもっと、ブランドのエコサイクルに取り入れたいのか?ビデオから直接売り上げに結び付けたいのか?単にブランドの認識度を高めたいのか?
そのような質問に明確に答えられるようになると、ビデオ戦略のゴールが見つかり、どのプラットフォームにビデオをアップすべきかも分かってくる。

ソーシャルビデオとウェブサイトビデオの違い

ソーシャルメディアにアップされるビデオの目的は、オーディエンスの増加とエンゲージメント獲得であるべきだ。
ソーシャルビデオは、オーディエンスのアテンションスパンに応じ、短くブランドのキャラクターを作り上げ、親密度を高めるのが効果的だ。またソーシャルメディアは、あなたのオフィシャルウェブサイトへ導くきっかけとなり、そこからより濃厚なコンテンツで、オーディエンスとの関係を築くことになる。

一方で、ウェブサイトのためにアップするビデオの対象は、既存のオーディエンスになる。コンテンツの内容はエンゲージを促し価値を提供するもので、オーディエンスがウェブサイトに長くとどまり、必要な情報のある場所として再び戻ってくることが理想だ。

ソーシャルメディア向けにしろウェブサイト向けにしろ、プラットフォームの特性をよく理解した上で、最適のビデオをアップすることがビデオの効果を高めるために必要になる。
ソーシャルメディアを利用するコンシューマーが増え、ソーシャルビデオの重要性も高まっている。かといって、オフィシャルブランドのウェブサイトの存在感が、相対的に小さくなっているわけではない。ソーシャルとウェブサイト向けのビデオどちらも充実させることで、コンテンツマーケティングの相乗効果が高まるのだ。

ライタープロフィール

神澤 肇(カンザワ ハジメ)
リボンハーツクリエイティブ株式会社 代表取締役社長

創業40年以上の制作会社リボンハーツクリエイティブ(RHC)代表。
企業にコンテンツマーケティングを提供し始めて約15年。
数十社の大手企業オウンドメディアの企画・制作・運用を担当。
WEBを使用した企業ブランディングのプロフェッショナル。
映像業界出身で、WEB、紙媒体とクロスメディアでの施策を得意とする。
趣味はカメラとテニス、美術館巡り、JAZZ好き。

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