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インフルエンサーマーケティングを次の得べルに押し上げる3つのステップ

コンテンツマーケティング

2017年のソーシャルランドスケープを眺めると、何よりひとつのワードが頭に浮かぶ。それは“ノイズ”だ。Facebook、Twitter、Eメール、SMS、TVなどあらゆるメディアから流れてくる情報だが、オーディエンスは情報に触れていてもメッセージとしては受け取っていない。もはや彼らにとって、情報とはノイズに過ぎないのかもしれない。

ではオーディエンスにメッセージを届けるには、どのようにアプローチすべきだろう?
2016年は、86%のブランドがインフルエンサーマーケティングに取り組んだという。
数千〜数百万のフォロワーを持つインフルエンサーたちは、ブランドの声をカスタマーに届けるパワーを有する。しかし、そのパワーが十分に発揮されているとは限らない。同じリサーチでは、78%のマーケッターがインフルエンサーマーケティングのROI(投資対効果)のトラッキングに問題を抱えているという。

すべてのブランドが、Kim Kardashianに製品のプロモートをしてもらうだけの潤沢な資金があるわけではない。
そこで、数千人程度のフォロワーを持つマイクロインフルエンサーを活用したマーケティングに取り組むことになる。そんな多数のマイクロインフルエンサーをどのように管理し、成果を測定すればよいのだろう?
そこで、マイクロインフルエンサーマーケティングを実施するための3つのステップを紹介する。

ステップ1:インフルエンサーマーケティング分析

インフルエンサーマーケティングの効果を知るためには、シェア数だけでは不十分だ。効果を分析するための、いくつかの簡単でフリーの方法がある。まず、それぞれのインフルエンサーにディスカウントコードを渡し、コードの数をカウントすることで各インフルエンサーがどれだけ会話を引き出したかを知ることができる。また、インフルエンサーのチャンネルからどれだけオーディエンスを呼んだかを知るためには、それぞれにトラック可能なリンクを与えることで、リンクのクリック数をカウントできる。

ステップ:2インフルエンサーコンテンツ管理システム

インフルエンサーマーケティングが洗練され、ブランドは彼らが作成するコンテンツを管理する必要性が高まっている。
どのような方法でコンテンツをシェアするのか、会社のゴールのためにどのようなプロセスを考えているのかなど、まずインフルエンサーとのコミュニケーションが始まるときに、会社の意向を十分に伝える必要がある。そして、コミュニティコンテンツカレンダーを作成し、コンテンツマネージメントシステムを構築する

ステップ3:インフルエンサーとの関係性を維持する

もし、1000人のマイクロインフルエンサーを使っていれば、リレーションシップの維持に苦労しているだろう。
彼らを失うことは、大きな損失になる。インフルエンサーとの関係性を維持するためには、Eメールで次の機会などの現状を報告すべきだ。また、Facebook LiveやTwitter Chatなどのライブイベント、ウェビナーへの参加を呼びかけ、良好な関係の維持に努めたい。

ライタープロフィール

神澤 肇(カンザワ ハジメ)
リボンハーツクリエイティブ株式会社 代表取締役社長

創業40年以上の制作会社リボンハーツクリエイティブ(RHC)代表。
企業にコンテンツマーケティングを提供し始めて約15年。
数十社の大手企業オウンドメディアの企画・制作・運用を担当。
WEBを使用した企業ブランディングのプロフェッショナル。
映像業界出身で、WEB、紙媒体とクロスメディアでの施策を得意とする。
趣味はカメラとテニス、美術館巡り、JAZZ好き。

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