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コンテンツのレベルを引き上げる方法

コンテンツマーケティング

昨今、私たちは大量のコンテンツを作成し、発信している。
コンテンツはインターネット上のあらゆる場所にあり、誰もがブログで自分の考え方やメッセージを発信している。例えば年配の女性が人生経験をシェアしたいと考え、ブログでレストランでの正しい作法についてアドバイスしているケースもある。少し前までは考えられなかったことが、現実に起こっているのだ。

そんな大量なコンテンツが日々消費される中、コンテンツをどのように目立たせるべきかを考えていない人が多いようだ。
例えば、多くのマーケッターがSEOに関する記事を書いているが、新しアイデアがないのに同じようなSEO関連記事を書く必要があるのだろうか?それより、あまり書かれていない別のトピックについてか、または同じトピックでも内容の優れた記事を書くべきではないだろうか?

例えばハロウィーンシーズンには、ベストなホラー映画のリストがコンテンツとして作成され、ユーザーの興味を掻き立てる。それぞれの記事では、リストに入れる映画がピックアップされ、ユニークな視点から語られる。映画のトレイラーが観られるリストや、有名な俳優や監督の推薦の言葉が入ったリストなどもある。だがホラー映画ファンにとって残念なのが、リストのソースや映画のリンクが張られたコンテンツがなかったことだ。そこでNetflixの映画へダイレクトにリンクできるリストがあれば、他とはひと味違う際立ったコンテンツとしてトラフィックを集めることになる。

また、愛犬家向けのナショナルパークを紹介するコンテンツがある。役立ちそうな情報を掲載するサイトだが、もっと改善できるポイントがある。そもそもナショナルパークがペットの侵入を嫌うのは、繊細な固有自然を守りたいとの考え方からだ。このアイデアを活かすことで、コンテンツのレベルをさらに高めることができないだろうか?

例えば犬が自由な行動がとれないようにする首輪を販売するウェブサイトと協力して、同じくナショナルパークを扱うブログを作成し、ナショナルパークのサイトにリンクを貼ったり、首輪を付けて遊ぶ犬の写真を応募してサイトに掲載したりすることもできる。
見方を変えるだけで、ソーシャルシェアを拡大するよいコンテンツのアイデアが出てくるはずだ。
さらにペットポリシーの情報や、ナショナルパークのイメージを追加するなど、コンテンツのレベルを上げる方法はいくつか思いつく。ドローンを使ってナショナルパーク全体の空撮ビデオをアップするといった、高度なテクノロジーを取り入れるなどすれば、コンテンツの質を高める方法は限りなく広がるだろう。

似たり寄ったりのレベルのコンテンツで溢れる時代に、あなただけのひと味違ったコンテンツでバイラルを狙ってみてはいかがだろう?

ライタープロフィール

神澤 肇(カンザワ ハジメ)
リボンハーツクリエイティブ株式会社 代表取締役社長

創業40年以上の制作会社リボンハーツクリエイティブ(RHC)代表。
企業にコンテンツマーケティングを提供し始めて約15年。
数十社の大手企業オウンドメディアの企画・制作・運用を担当。
WEBを使用した企業ブランディングのプロフェッショナル。
映像業界出身で、WEB、紙媒体とクロスメディアでの施策を得意とする。
趣味はカメラとテニス、美術館巡り、JAZZ好き。