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リンクビルディングに恐怖を抱く前に真実を知ろう

コンテンツマーケティング

なぜ私たちは、リンクをそんなに恐れるのか?

昔のSEOでは、私たちはフリーリンクであれば、スパムかもしれないコピーサイトや、低クオリティディレクトリーでさえリンクを歓迎したものだ。人々はすべてのリンクには利点があり、悪質なリンクでさえ害はないと考えていた。だが、いつからかリンクに怯え、リンクにnofollow属性を設けるようになった。大量のリンク分析を行い、スパムサイトが疑われるリンク元にはリンクの削除依頼をする。リンクを怖がる原因を見つけ、本当に不健全なリンクなのかを考えてみよう。

積極的にバックリンクを求めることへの恐れ

成功するリンクビルディングキャンペーンにお金は関係ないと人は言うかもしれないが、実際には大いに関係がある。偶然、優秀なスタッフに恵まれない限り、少ない予算で優れたコンテンツを作るのは難しい。そして、例え自然にリンクを集める素晴らしいコンテンツができたとしても、プロモーションは必要になる。プロモーションとは、単にツイートをすることとは違う。

多くのコンテンツが、Eメールのアウトリーチで関連のある企業へプロモーションがかけられている。そのことは、バックリンクを要求する行為と何ら変わりない。Googleは、リンクの理由まで探ることができるだろうか?たまたま遭遇したコンテンツへのリンクと、要求したリンクを分別できるだろうか?優れたコンテンツであれば自然にリンクが集まると主張する人もいるが、リンクを要求することに何ら後ろめたさを感じる必要はない。

自然にバックリンクされることへの恐れ

前述の通り、自然にバックリンクを得られるのが理想的なのかもしれない。
多くの人が、フリーリンクから悪影響を受けることはないと考えている。だが、例えばドメインオーソリティが11の新しいブランドのサイトからバックリンクをされた場合、心配して拒否したくなる気持ちも分かる。しかし、不自然に大量のリンクかスパムリンクでない限り、それほど心配する必要はない。例えば新規ブロガーが、リンクビルディングがテーマの記事をリンクしたいと求めてきたとき、拒否する理由はみつからない。ただ、バックリンクプロファイルのオーディットは実施し、スパムリンクの除去は必ずすべきだ。例えこちらから頼まなくても、低クオリティサイトからあなたのサイトへのバックリンクは避けられず、適切な対応なしではランキングに悪影響を及ぼす可能性がある。

リンクを恐れていては、SEOのチャンスをみすみす逃してしまうことになる。恐れの本当の原因を探りリンクの善し悪しを判断し、有効なリンクは積極的に取り入れるようにしよう。

ライタープロフィール

神澤 肇(カンザワ ハジメ)
リボンハーツクリエイティブ株式会社 代表取締役社長

創業40年以上の制作会社リボンハーツクリエイティブ(RHC)代表。
企業にコンテンツマーケティングを提供し始めて約15年。
数十社の大手企業オウンドメディアの企画・制作・運用を担当。
WEBを使用した企業ブランディングのプロフェッショナル。
映像業界出身で、WEB、紙媒体とクロスメディアでの施策を得意とする。
趣味はカメラとテニス、美術館巡り、JAZZ好き。