The New York Timesの未来に向けたデジタルビデオの試み

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The New York Times Companyは1851年、ジャーナリストで政治家のHenry Jarvis Raymondと元銀行家George Jonesによって創設された。この新メディアは、“印刷に値するニュースはすべて印刷する”をモットーに、保守的でラジカルなメディアになることを約束した。

2016年8月、New York Timesは自身について“ハイクオリティのニュースや情報を集め作成し配信することで、社会をより良いものにするグローバル組織”だと称した。
同社の主要な媒体にはプリント版のNew York TimesとInternational New York Times、そしてオンライン版のNYTimes.comがある。同社は優れたジャーナリズム機関としてグローバルに有名だが、ビデオによるストーリーテリングというイノベーションに取り組んでいる。

NYT:デジタルビデオのアドベンチャー

New York Times は2016年5月のDigital Content NewFrontsにおいて、ビジネス、ミュージック、サイエンス、スポーツ、トラベルのトピックのビジュアルテイクを提供するようデザインした、6つの新たなビデオプログラムを発表した。

それぞれの新たなショーでは、伝統的なジャーナリズムとデータやインサイト、アイデアに基づいたインタラクティブなビデオ体験を融合させている。その6つのビデオプログラムとは次の通りだ。

Out There:New York TimesのサイエンスエキスパートDennis Overbye氏が、コンテンツとインサイトを提供することで宇宙から視聴者を旅にいざなう。

The Art of Better:ピュリッツァー賞受賞のレポーターCharles Duhigg氏が生産性の成り立ちを実証し、経済革命について説明する。

The Inside Track:ヒットソングができるまでのストーリーを紹介するビデオシリーズ。

The Fine Line:ビデオ、テキスト、モーションキャプチャグラフィクスを組み合わせたビデオシリーズ。アスレチック競技の驚くべき技を、深く掘り下げる。

Two Takes of a City:トラベルライター2人が、予算の全く違う旅を紹介するビデオシリーズ。

Chartland:ピュリッツァー賞受賞のDavid Leonhardt氏が複雑なソーシャル問題やパーソナルディシジョンについての議論に挑む。

New York Timesの好調だったデジタル広告収入は、2016年第2四半期に落ち込みを見せた。そこで同社が6つのビデオプログラムで広告主にオファーするのが、The Gray LadyのプレミアムブランドマーケティングユニットT Brand Studioとの共同作業で、各シリーズに基づいたカスタムメイドのハイクオリティなマーケティングビデオを作成する。

またNew York Timesは、R&D Labの新バージョン「Time Story」や、New York Times Magazineの年刊「Voyages」を「NYT Virtual Reality」シーリーズにするなど、新しいアイデアを発表している。しばらくNew York Timesの攻めのビデオコンテンツから目が離せない。
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