Moleskineのブランド拡大戦略:クリエイティブのためのカフェをオープン

ブランディング

イタリアの手帳メーカーMoleskineは、クリエイティビティを掻き立てるコーヒーの香りで新たなマーケットの参入に挑んでいる。イタリアのミランに、リラックスできるMoleskineカフェをオープンした。

Moleskineのブランディング

1997年から、Moleskineの手帳はクリエイティブな専門家に愛用されている。ユーザーの輪は国内だけでなく、海外にも広がっている。そのMoleskineがイタリアのミランにカフェをオープンし、新たなブランディング戦略に動き出した。

ブランドの拡大:カフェのオープン

有名なブランディングコンサルタントサービスInterbrandと組み、Moleskineのブランドを象徴するクリエイティビティにフォーカスした結果、カフェのオープンに行き着いたという。
これまでのターゲットオーディエンスのニーズやムードに応える、新しい形の雰囲気の提供を目指した。
コミュニケーションテーブルエリア、食事エリア、Moleskine製品の販売エリア、アーティストやデザイナー、ブランドのファンによるクラウドベースの作品の展示エリアが設けられている。

自然な進化

Moleskineは一貫して、コンテンツの作成と発信、文化体験のシェアにブランドの価値を置く戦略をとってきた。
そのためカフェのオープンは、これまでのブランド戦略の延長に過ぎないという。さらに、カフェでの手帳のプロモーションも忘れていない。
カフェのコミュニケーションツールとして手帳を使い、オーダーを書き込むのはもちろん手帳だ。Moleskineブランドのロゴはカップやコーヒー豆のバッグにデザインされている。

ブランドの可能性を引き出す

Moleskineブランドには、クリエイティブチームがパーフェクトなコミュニケーションを目指すという素晴らしいストーリーがある。MoleskineのCEO、Arrigo Berni氏はブログで、「クリエイティブクラスとしてのMoleskineのライフスタイルブランドの可能性を最大限に引き出す、重要なステップになる」と語る。

正しい戦略か?

ブランドの拡大戦略が失敗するケースは多い。今のところMoleskineの戦略はうまく運んでいる。
Moleskineは最初のアイデアをジュネーヴ空港で試しただけでなく、ブランドの目指すゴールを明確に発信することに成功している。「Moleskineはブランドを本格的に拡大する前に、テストで成功したものにフォーカスしている。
運頼みではない」とBerni氏は話す。ブランドの提供する価値に変わりはない。会社が中心に据えるのはクリエイティビティだ。
カフェが作り出す考えやユニークさが、手帳に新たな価値を加える。
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