SUBWAYがグローバル戦略の一環でロゴを変更

ブランディング

2016年8月初旬、ファストフードレストランチェーンのSUBWAYが未来のグローバル戦略の一環で、新たなロゴを発表した。ミニマリストを意識したロゴへの変更は、ブランドが誕生して15年目で初めてのことだ。

新しいSUBWAYのロゴ

ロゴを変えるには、正当な目的と論理が必要になる。
まず、イタリック文字を変更したことで、強く大胆なイメージになった。一方でアイデンティティのコアとして使われ続けてきたカラーに変更はない。だがミニマリストなデザインにより、グリーンとゴールドを際立たせている。そして頭文字と最後の文字からは矢印が伸び、「S」の字を描く。デザインのシンプル化と、新たに強調した大きなSがロゴの変更のすべてだ。

ブランディング戦略

SUBWAYはオリンピック開催時のいくつかのスポットで、新しいロゴを登場させた。SUBWAYの狙いはあくまでグローバルなブランド戦略であり、ロゴの変更はその一環に過ぎない。
SUBWAYでは新しいロゴの発進を、進化の“Next Step”と呼んでいる。ロゴ以外にもテクノロジーにフォーカスしたSUBWAY-Digitalなど、新たなプレミアムメニューで将来に向け進んでいる。

大胆なアップデート?

元々強力なアイコン的ロゴを持ってたSUBWAYにとって、大胆なアップデートだとの意見もあるが、新たなグローバル戦略のためには必要な変化だった。
SUBWAYの社長Suzanne Greco氏は、「SUBWAYのロゴは世界的に認知度が高いが、新たなロゴデザインによりSUBWAYのフレッシュさを保つという未来志向のメッセージが広がる」と新しいロゴの意義を説明する。

将来を見据えて

ロゴの完全な刷新は、2017年中に行われる。世界のSUBWAYの店舗や、コミュニケーション/デジタルのプレゼンスにおいて、新しいロゴが使われる。クリエイティブ/デザインチームはSUBWAYと密接に協議し、新しいロゴがSUBWAYブランドのすべてを代弁しているのかを話し合った。
それはロゴのカラー、文字、形状などの細部に及んだ。早い時期でのロゴの公開は決して軽い判断からではなく、ポジティブな計算に基づくものだ。コンシューマーからのフィードバックを、将来のグローバル戦略に活用する意図もそのひとつだ。

SUBWAYの近年のライバルとの競合は周知の通りだ。ライバルにシェアを奪われる形で、2015年には売り上げが3.4%も下落した。

ロゴの刷新を機会に、SUBWAYは新たなスタートを切ろうとしている。いくつかの都市でトップを回復するまでは、パーフェクトなコミュニケーション、プロモーション、アイデンティティチェンジ、キャンペーン戦略が求められる。厳しく時間のかかる戦いになりそうだ。
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