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Google Mapで新ビジネスのビジビリティを高める方法

コンテンツマーケティング

新ビジネスがカスタマーを獲得するためには、あらゆるサポートを必要とする。また、売り上げの確保や既存のライバル企業との競合など、新規参入ビジネスの課題は多い。そして実際の店舗を構えるショップは、Google Mapに表示されることがビジネスへのトラフィックを増加させる有効な手段となる。

ダラス郊外のPlanoとFriscoでは経済成長が著しく、ローカルストアのオープンが相次いでいる。商業施設が建設されると、すぐにテナントは一杯になるといった具合だ。この経済成長に伴い、Google Mapでは興味深い検索結果が観測できるようになった。

例えば、北から南に抜ける人通りの多いストリートを中心にした1マイルの範囲内の新しいレストランを検索する。Preston Roadの東側は数年前からあるレストランやビジネス店舗が多い。一方西側には、2016年の夏から秋にかけてオープンした5件のレストランがある。しかしGoogle Mapで確認できるのは、ひとつの西側のレストランを除き、東側のレストランばかりだ。そのひとつの新しいレストランは、Google Mapで“レストラン”と検索することで、コンスタントに表示される。そのレストランと他の4つのレストランとの違いを知ることで、新ビジネスがGoogle Mapに表示されるためのコツを発見したい。

新ビジネスをGoogle Mapで目立たせるために

Google Mapは新ビジネスにとってタフなツールだ。約50%のローカルランキングのファクターは、サードパーティのあなたのビジネスに対する認知度や関連度が影響するという。そしてローカルサーチでは、世界的なフランチャイズレストランの評価はほとんど意味をなさない。実際に5つの新しいレストランは、他にも多くのロケーションに展開している。そしてGoogle Mapに頻繁に登場するレストランは、5つの中でもロケーションの数が2番目に少ない。

では何が違うのだろう?5つのレストランはそれぞれ同じような基本情報を提供しており、Googleランキングに影響を与えるファクターに大きな違いがないことが分かった。だが私たちは、サードパーティが発信する情報が、Googleランキングにインパクトを与えることを忘れがちだ。Googleで各レストランを検索すると、Google Mapで表示される唯一の新レストランはサードパーティのサイトに高く評価されていることが判明した。Google Mapのビジビリティに、サードパーティの存在が大きく影響しているようだ。新ビジネスがGoogle Mapで表示されるためには、権威の高いサードパーティサイトにプロファイルのリストを掲載してもらうよう働きかける必要があるのだ。

新ビジネスはオンラインでのプレゼンスを高めるために、適切な手法で取り組んでいる。中には既存のビジネスより、Googleの検索ランキングで上位表示されるものもある。だが、Google Mapでの検索では表示されないケースがある。そのようなビジネスには、Google Mapをターゲットにした戦術に取り組んでほしい。Google Mapでのビジビリティ向上は、必ずローカルビジネスの成長に結びつくはずだ。

ライタープロフィール

神澤 肇(カンザワ ハジメ)
リボンハーツクリエイティブ株式会社 代表取締役社長

創業40年以上の制作会社リボンハーツクリエイティブ(RHC)代表。
企業にコンテンツマーケティングを提供し始めて約15年。
数十社の大手企業オウンドメディアの企画・制作・運用を担当。
WEBを使用した企業ブランディングのプロフェッショナル。
映像業界出身で、WEB、紙媒体とクロスメディアでの施策を得意とする。
趣味はカメラとテニス、美術館巡り、JAZZ好き。