製造業がスマートホームマーケットに参入するチャレンジとメリット

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コンシューマーの需要の変化が進む中、製造業のスマートホームマーケットへの参入が相次いでいる。多くのマーケットレポートが、スマートホームの恩恵を受けたいコンシューマーの需要増加を指摘しているが、彼らの興味はコネクテッドデバイス自体に向かってはいないという。求めているのは、より安心・安全、エネルギー効率の高いスマートホームとしての要求とニーズを満たすサービスである。

スマートホームサービスの進化により、セキュリティや生活必需サービスなどの関連企業にとって、大きなチャンスとなっている。また機器の設計や製造業などホーム関係以外の企業にとっても、参入のチャンスが広がっている。

この10年で、私たちはマーケットで話題となった大量のコネクテッド“ホームオートメーション”製品を目にしてきた。それはホームセキュリティーから気候コントロール、エネルギー管理、ライティングコントロールまで広範囲に及ぶ。だがそのほとんどは、カスタマー自身がインストールやプログラミング、メンテナンスを行う必要があるスタンドアローン製品だった。だがこの数年の傾向として、コンシューマーはテクノロジーの選択やセットアップに手を煩わされたくないと考えるようになってきた。

利用法のチャレンジとチャンス

 ホームオートメーションソリューションの主要なチャレンジとして、インターネットと接続する独自のハブと、コンシューマーのスマートフォンアプリが必要なことなどがあげられる。ホームインターネットゲートウェイのさまざまなハブへ接続するのは困難であり、ケーブルと分割ボックスの乱立にもつながる。また、スマートホームをコントロールする手段として、複数のスマートフォンアプリを使うことをユーザーは好まない。ユーザーが求めるのは、ダッシュボードを統合したシングルアプリで、ひとつのユーザーインターフェースによるすべてのスマートホームオートメーションのコントロールだ。さらに、複数のインターフェースやコントロールパネルをマスターしたり、保守したりするための学習も避けたい。

すべてのスマートホームシステムを統括することで、煩わしいハブの管理から逃れることができ、スマートフォンアプリ単体ですべてのスマートホームシステムを高レベルの使用感でコントロールできるようになる。そんな真のスマートホームシステムが登場しつつある。新たなソリューションはホームセンサーネットワークとクラウドインテリジェンスを組み合わせ、ユーザーの運用をモニタリングし学習する。

例えば誰もいない部屋で証明がついているとき、システムが自動で電気を切る。またウォーターヒーターがリークすると水道と電源を自動で落とし、ダメージの拡大を防ぐ。一人暮らしの住人がベッドから起きるのが遅かったり、日常生活をモニタリングしいつもと違う状況にあったりすると、家族や管理者に知らせるシステムも生まれている。

スマートホームはテクノロジー企業やデバイスメーカーにとって大きなチャンスだ。生活をより安全で効率的、快適にするというコンシューマーが本当に求める製品やサービスを、ユニバーサルなスマートフォンアプリなど、まさにスマートなコントロールができるものとして提案できるかが、この可能性のあるマーケットで成功できるカギとなる。
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