ポップアップイベントやストアでブランド認知度を高める

ブランディング

店舗を持ちたがらない小売業者に、新たな傾向が見え始めた。それが、ポップアップイベントやポップアップストアによるパブリックへの露出だ。特にホリデーシーズンに、人通りの多い場所での出店が人気だ。ポップアップイベントのコンセプトとして、カスタマーへのアウトリーチが狙えるさまざまなエリアに入り込めるところに魅力があるようだ。ビジネスのチャンスとしては、短時間で集中的にプロモートをかけることで、カスタマーの自発的で気軽な出会いを生む。ポップアップイベントの出店や片付けはほんの数時間でできるため、これまでの店舗にはなかった柔軟なプランとデザインが可能になる。また、周到な計画や洗練されたデザインも必要なく、人混みの中で存在感を出すことができる。表現は悪いが、ポップアップイベントは、カスタマーを軽く見ている面もある。だがビジネスの大部分が、自発的に存在感をどれだけ高められるかが勝負になる。ポップアップイベントやストアを出す際に、注意すべきいくつかのポイントを述べたい。

独自のポップアップにこだわろう

ポップアップイベントの“独自性”が、カスタマーのエキサイトメントを引き出す。GoogleはVRプラットフォームのプレビューを決定したとき、ニューヨークでポップアップイベントを開催した。“他では体験できないものを目撃する”との約束にオーディエンスの期待が高まっていた。ポップアップイベントには、このような“特別感”を演出するメッセージが重要になる。例えば“20席限定”を入れると入れないのでは、カスタマーからの反応には大きな差が出るはずだ。

短期間のタイムフレームで計画する

ポップアップイベントの成功には、短期間のタイムフレームが鍵となる。イベントの開催が数日後、もしくは2カ月後でも、招待の発送は開催ぎりぎりまで待つべきだ。それが意味するのは、既存の顧客やリーチしたいオーディエンスに新鮮味と驚きを与えることだ。

他業種とパートナーシップを結ぶ

もし新規の顧客へのリーチがゴールであれば、参加者を呼び込める他業種のビジネスとパートナーシップを結ぶことだ。例えば営業を主とするエージェントが、少人数で高度なテクノロジーを提供するグループと提携することで、エキスパートのアドバイスを求めるコンシューマーによる新たなリーチが期待できる。

結局、ポップアップイベントは自由度は高いが、成功のためにはある程度の計画性を持った方が良い。一度経験してみると、次に必要な戦略も見えてくるだろう。イベントの度にゴールを定め、その達成のために努力する姿勢が重要だ。毎回結果を分析し、回数を重ねることでより洗練されたポップアップイベントの開催ができるようになる。
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