ドナルド・トランプ氏から学ぶソーシャルメディア活用法

ブランディング

 次期米国大統領ドナルド・トランプ氏は2016年11月、60 Minutesで次のように述べた。「ソーシャルメディアはコミュニケーションを築く素晴らしいフォームだ。選挙後に手放すというつもりはない。昨日も10万人の意見を拾った。好きな意見ばかりではないが、国民の本当の声がそこにある」。大統領選を助ける信頼できるツールとしてのソーシャルメディアという見方は、おそらく正しいのだろう。

 実際にトランプ氏は、ソーシャルメディアを効果的に活用した。彼の視点で真実と思うことを、既存メディアを介することなくオーディエンスに伝えることに成功したのだ。彼の“そのままを伝える”という衝動が、大統領選勝利に大きく寄与したようだ。起業家や新規ブランドが、トランプ氏のソーシャルメディア戦術から学ぶべきことのいくつかを紹介したい。

ブランドは主体的に目立つことができる

 ドナルド・トランプ氏が普通の人たちから注目を集めたように、あなたのブランドも同じように目立つことが可能だ。もしネガティブな報道や、顧客からの不当な低評価を受けた場合、透明性のあるダメージコントロールで状況を変える必要がある。ソーシャルメディアを活用することで、ブランドは本当のカラーを出すことができる。ブランドとしての態度を反映した行動をとり、不当なバッシングを避けるようにしたい。

支出をセーブする

 トランプ氏の選挙キャンペーンコストは、ヒラリー・クリントン氏よりかなり低く抑えることができた。ソーシャルメディアの活用が、コスト削減を後押ししたのは間違いない。ブランドもソーシャルメディアでタイムリーに、一貫した有益な情報を発信し続けることで、コストを抑えながらオーディエンスのエンゲージにつなげることができる。

 例えばJetBlueは、オンラインでカスタマーからの質問をタイムリーに、そしてフレンドリーに対応することで有名だ。この戦術は口コミ広告に共通するもので、マーケティングコストの低減につながる。

ソーシャルメディアの指標に注意する

 ソーシャルメディアの活動がトランプ氏の勝利を示唆したように、ソーシャルメディアのプラットフォームはブランドのパフォーマンスを可視化する。トランプ氏の選挙キャンペーンは象徴的で、トランプ氏の名前がGoogle検索や、Twitter、Facebookのメンションのトップになったのだ。クリントン氏はトランプ氏の3分の1にも及ばなかったという。Googleトレンドによると、大方の予想に反してソーシャルメディアの指標がリアルな選挙結果を示したという。

 ブランドやマーケッターにとって政治的に支持するかしないかは関係なく、変化と進化の激しいソーシャルマーケティングが示す事実に基づいたレッスンから学ぶことが重要なのだ。
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