2017年のコンテンツマーケティングトレンド

コンテンツマーケティング

12月といえば、コンテンツマーケティングに関するニュースに乏しいのが通例だが、今年は違うようだ。2016年12月に登場したニュースから、2017年のコンテンツマーケティングトレンドを予測してみよう。

トレンド1:バイイング・インフルエンサー

動画ブログに600万人のフォロワーを集めるYouTubeのセレブリティ、Casey Neistat氏が保有するソーシャルメディアアプリ「Beme」を買収したCNNは、アプリをシャットダウンし、Neistat氏とそのチームに新たなメディアプラットフォームの立ち上げを依頼しているという。

基本的にCNNは新規のオーディエンスを求めており、その鍵を握るのがNeistat氏になる。CNNは独自にプラットフォームやリーダーを育てるのではなく、Neistat氏とチームを2500万ドルで買ったのだ。

インフルエンサーマーケティングは、2016年でもホットトピックであった。2017年のトレンドとしては、コンテンツクリエーターとのパートナーシップから、チーム全体の買収へシフトするとみられる。

トレンド2:防御メカニズムとしてのコンテンツマーケティング

12月の初旬、KelloggはBreitbart.comから広告を引き上げた。次期米国大統領ドナルド・トランプ氏が、Breitbart.comの元代表Steve Bannon氏をトップアドバイザーに任命したため、このニュースは大きく取り上げられた。Bannon氏はBreitbart.comについて、「alt-right(オルタナ右翼)のプラットフォーム」と言及しており、それは決してKelloggが同意できないことだったようだ。

Breitbartはアグレッシブな対抗策として、#DumpKelloggsキャンペーンを立ち上げ、Breitbart Newsの編集長Alexander Marlow氏が、「米国を代表するアイデアを主張したことでBreitbart Newsをボイコットするのは、あからさまな偏見と差別だ」と非難を強めた。

キャンペーンはTwitterのトレンドとなり、メジャーなニュースメディアで報じられている。FiveThirtyEightによると、Breitbart.comのトラフィックは他のメディアサイトより急激に伸びているという。サイトに同意できるかは別として、注目されることによる成長パワーを見せつけている。

一方、Kelloggに対抗するパワーは不足している。もちろん、ニュースリリースやプレスとの会見を持つこともできる。またThe Wall Street Journalなどのメディアでの広告も可能だが、 Breitbartの巨大なオーディエンスのフォロワーがKelloggへの攻撃をバックアップしている。

2017年は、Breitbartのようなメディアカンパニーによるブランドの攻撃が増加するだろう。ブランドとしては、オーディエンスから支持されるようなコンテンツで対抗するしかない。メジャーブランドのコンテンツマーケティングやPRビジネスにまつわるニュースが、2017年には多く見られそうだ。
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