マーケティングがジャーナリズムから学ぶべき5つのこと

コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングに関する記事は豊富にあるが、焼き直しコンテンツである場合がほとんどだ。例えば、メディアカンパニーになれ、群衆から抜け出せ、価値のあるコンテンツを作れ、数字から成果を測定しろ、など。このようなアドバイスは、内容はそのままにタイトルと目的を変えただけで、再配信が繰り返される。結果、意味の薄いコンテンツが集まるウェブサイトとなり、まるで缶詰め製品がアンディ・ウォーホルの複製画と置き換えられたスーパーマーケットにようになる。

ジャーナリズム産業が、コンテンツマーケティングを見下す要因がここにある。ジャーナリストの見方として、ジャーナリズムは人々が世界を理解するために知っておくべき重要なストーリーをシェアするという、パブリックサービスを担い、コンテンツマーケティングとは企業の代わりに記事を書きクリックベイトを誘うものだと感じているようだ。厳しい見方だが、確かにジャーナリズムから学ぶべきことも多いのも事実だ。その代表的な5つのレッスンをみていこう。

レッスン1:量より質を

コンテンツの大量消費を信じ、あなたの仕事場がコンテンツファクトリーだと考え実行することは簡単だ。そこではスピードが命になる。しかし高度なジャーナリズムとは、意味のある真のリレーションシップに重点を置く。彼らは単に記事を作成するのではなく、情報源、読者、ライターとの戦略的なウィンウィン関係の構築に努める。コンテンツのひとつひとつに質を求めるのは大変な作業であるが、ジャーナリズムのコンセプトを考慮して作成することで、寿命の長いコンテンツとして生き続けることになる。

レッスン2:チームワークを大切に

署名欄の後ろには、多くの人の努力が隠れている。ジャーナリズムでは、チームでひとつの記事を作り上げることを当たり前に認識している。しかし、「メディアカンパニーのように」、と標榜するブランドでも、チームとしてコンテンツを作成するという意識が欠落しているケースがある。

レッスン3:書く時間より、読んだり調べたりする時間を増やす

アカデミー作品賞に輝いた映画『スポットライト』では、Boston Globeの記者チームがカトリック教会による児童虐待を暴く。実際に記事にするまでに、どれだけの調査や証拠集めが必要なのかを証明するパーフェクトな実例なので、ぜひ観てほしい。ひとつのトピックを扱うだけでも、莫大な労力と時間を必要とするのだ。

レッスン5:オーディエンスファーストを実践する

ピューリッツァー賞の価値を知っているだろうが、賞の元になった人物Joseph Pulitzer氏のことを知ることも大切だ。ハンガリー移民だった同氏は、1800年代の米国のジャーナリズムに革命をもたらした。彼はそれまでのエリートのためのジャーナリズムではなく一般市民のためのジャーナリズムを貫き、ジャーナリズムの社会的責任を追及した。すべてのストーリーには社会的価値が必要だと考え、オーディエンスファーストを実践したのだ。
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