有料検索とソーシャルメディア広告にも必要なリレーションシップマーケティング

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有料検索とソーシャルメディア広告産業における大きなシフトチェンジが、リレーションシップマーケティングへの移行である。カスタマーがコンバートの準備ができたときに登場するという、ブランドに都合のよいマーケティングは通用しなくなったのだ。広告主はカスタマーに日常的に寄り添う必要があり、コンバージョンに至るまで常に価値を提供しなければならないのだ。そのリレーションシップマーケティングを成功させる鍵となるのが、カスタマーをうまくバイイングジャーニーに乗せられるかどうかだ。効果的な有料検索やソーシャルメディア広告はブランド認知度の向上にはじまり、需要を生み出し、購買の決定にまで至り、最終的にはブランドへのロイヤルティを持つ支援者にまで育てることが理想的だ。今回の記事では、有料検索やソーシャルメディアを効果的に使い、持続可能なリレーションシップの築き方を解説する。

カスタマーに寄り添う

カスタマーと持続可能なリレーションシップを築くためのファーストステップは、カスタマーがいる場所、もしくはコンテンツを探している場所を見つけることだ。ターゲットオーディエンスがコンテンツを消費している場所を見つけ、そのプラットフォームではバイイングサイクルのどの段階にいるのかを把握する。例えばFacebook上にいるブランドを認知する段階になあるカスタマーには製品の利点を伝え、その情報を掲載するランディングページへ導く準備をする必要がある。その情報に触れたカスタマーは、遅かれ早かれ購買を決定する可能性がある。この段階を経ることなくコンバージョンをすぐに求めてしまえば、カスタマーは敬遠してしまうだろう。結果、ブランドに対する信頼を損ね、後にリマーケティングなどの戦略が効かなくなる可能性が高い。

 カスタマーはまた、スマートフォンやタブレットなど複数のデバイスでコンテンツを消費する。そのためユーザーセグメントに応じた特定デバイスのキャンペーンは、有料検索やソーシャルメディア広告に新たなビジネスを生む。例えばモバイルからのトラフィックが多い割にコンバージョン率が低い場合、モバイルデバイスのユーザーは“リサーチモード”の段階にいると考えられる。そのようなユーザーには製品やサービスの紹介ページに導くことで、後のリマーケティング戦略に効果的につなげることができる。リサーチモードにいるユーザーを購買ページにダイレクトに案内し、購入を求めたとしても、まだ準備不足のため効果は薄い。コンバージョンまでのプロセスは、かつてないほど長く複雑になっているのだ。

 このことから、バイイングプロセスを通じて価値を提供し続けることの重要性が分かる。カスタマーが購買モードにあるなしに関わらず、ブランドとカスタマーの間に醸成した信頼に基づいたロイヤルティを育てることが大切だ。その結果、有料検索やソーシャルメディア広告の効果を著しく向上させるだろう。
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