Facebookがメッセンジャーボット向けのアナリティクスツールを開発

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2016年4月のデビュー以来、3万4000以上のメッセンジャーボットがマーケットで利用されている。Facebookはメッセンジャーボットのディベロッパーに、ユーザーとボットがどのように関わっているのか、またFacebookのプロファイルデータとのクロスリファレンスを分析することで、ボットとのユーザー体験を改善する目的でアナリティクスツールを提供する。

ブランドやパブリッシャーなどのメッセンジャーボットディベロッパーは、ユーザーがウェブサイトやアプリをどのように利用しているのかをトラッキングするFacebookアナリティクスプラットフォームと同様、新たなアプリ向けFacebookアナリティクスを利用できるようになり、3つのプラットフォーム間でユーザーをつなげるようになる。他のアナリティクス製品と同様、ボットアナリティクスツールは無料で提供する予定だ。

例えばメッセンジャーボットディベロッパーは、メッセージャーボットからのメッセージ受信を停止した人数や、年齢、性別、肩書、リレーションシップステータス、家庭収入、購買行動などFacebookプロファイルに基づいたオーディエンスのセグメント別ブレークダウンを確認できるようになる。さらに、ボットをブロックするきっかけとなったメッセージも見られるようになる、とアプリ向けFacebookアナリティクス製品マネージャーのJosh Twist氏は説明する。Facebookはデータを集め匿名化しているので、ディベロッパーは個々のユーザーを特定することはできない、と同氏は付け加えた。

メッセンジャーボットディベロッパーは、Facebookアナリティクスにトラックさせたい特定のイベントを指定できるようになる。例えば特定のタイプのメッセージや特定の個人のメッセージ、メッセージに含まれるカテゴリーやコンテンツなど。その結果、コール・トゥ・アクションを含むメッセージにおいて、どのタイプのユーザーがクリックするのか、またはしないのかを確認できるため、どのタイプのメッセージをどのオーディエンスに発信するのが効果的なのかを知ることができる。

メッセンジャーの追加機能は、GoogleやAdobeなどのアナリティクス製品との競合を意識しているのは明白だ。メッセンジャーボットディベロッパーは引き続き、Facebookアナリティクスツールとともに第三者のアナリティクスツールを活用しボットのパフォーマンスをトラックできるが、この段階ではアプリ向けFacebookアナリティクスの利用を推奨する、とTwist氏は言う。

当然Facebookは、同社の利益の観点からもこのように説明するだろう。Facebookのアナリティクスツールを使うことで、メッセンジャーボットディベロッパーはFacebookのメッセンジャーボット利用者のデータをもっと集めることができ、その結果ターゲットオーディエンスに効果的な広告やオーガニックコンテンツの配信が可能になる。

だがTwist氏はFacebook自体の利益を超え、Facebookのモバイルアプリとアナリティクスツール、メッセンジャーボットのプラットフォーム間でどのようにユーザーが関連しているのかを知ることで、カスタマージャーニーへの理解を深められると、ユーザーの意義を強調する。
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