コンテンツマーケティングを取り巻く誤解

コンテンツマーケティング

全国各地で講演をしていると、コンテンツマーケティングを取り巻く誤解が根強く存在していることを痛感する。その代表的な誤解を、いくつか紹介しよう。

自分のクライアントはオンラインコンテンツに無関心だろう

最も良く聞こえてくる発言である。年配のマーケッターに、このような考えを持つ傾向がある。ターゲットとするCEOの役職にある人たちは、ソーシャルメディアや検索エンジンを利用しないだろうという思い込みがあるようだ。Googleサーチによると、消費者が購買を決定する前に10以上のソースから情報を得ている。それ以外にも、6割以上の経営者がブログの閲覧、オンライン動画の視聴などのコンテンツに触れているとのデータがあることから、このことが間違いであると断言できる。

コンテンツ作成の時間をとれない

コンテンツマーケティングとは、情報へ投資することでもある。例えば、3年前にブログの1記事のために作成した、ソーシャルメディア戦略に関するトピックがある。その記事は、今でも一日300回閲覧されており、そこからビジネスの話が舞い込むこともある。コンテンツを作る前に、短絡的な考え方をすべきではない。コンテンツマーケティングのROI(投資対効果)は、長期的な継続の結果現れてくるものなのだ。

コンテンツはいらない、ソーシャルメディアだけで充分

既にコミュニティの形成に成功しているブランドであれば、これからコミュニティを作ろうとしているブランドと比較し、それほど多くのオリジナルコンテンツの発信を必要としないだろう。しかし、ソーシャルメディアで話題になったりシェアされたりするには、必ず人々から注目されるコンテンツを発信しなければならない。コンテンツが火だとしたら、ソーシャルメディアはガソリンである。火がないところに煙は立たないのだ。

ブログだけで充分

今日では、ブログはボールゲームに参加するためのチケットでしかない。B2B企業の65%がブログを書いている。あなたの属する産業でリーダー的存在になるためには、ブログだけでは不十分なのだ。さまざまなチャネルを通じ、ストーリーやアイデアを届けなければならない。たんぽぽの綿毛が、さまざまな方向へ飛んでいくように。例えばEブックをメインのコンテンツに、SlideShare、ポッドキャスト、ブログ、ニュースリリース、Twitter、Facebook、LinkedInなどのチャネルへの展開が考えられる。

ベテランのマーケッターでさえ、以上のような誤解を持っていることが珍しくない。そこにCCO(チーフ・コンテンツ・オフィサー)の役割が生じる。組織内の誤った固定観念を丁寧に解き、正しいコンテンツマーケティングを施策できる方向に導く人材が求められている。
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